【シンガポールのニュース】シンガポールとマレーシア間の高速輸送システム(RTS)が2026年末に開通予定

経済・デジタル

以前、出入国審査の自動化のニュースがありました。

その時わざわざ「陸路」の出入国審査の自動化について言及(強調?)されていました。

ほぼ飛行機出入国一択の日本と違い、シンガポールは陸路で出入国できる!

そのぶん人手も、手間も、お金もかかる…

狭い場所に大量の人や自動車が集中するから渋滞する…

『翔んで埼玉』ではないですが、もし東京23区に出入りする際に出入国審査(?)があったら…私なら「Suica」と「ETC」にパスポート機能を付けて自動化します。

道を作っても関所が渋滞すると意味がないから、出入国審査の自動化する。

関所を整備しても道が少なければ渋滞するから、高速輸送システム(RTS)を作る。

シンガポールとデジタル技術の相性が良い訳がわかってきた気がします。

今日の動画

8world(2023/05/11) 新柔地铁工程进度 马国36% 我国50%

内容

建設中のシンガポール・ジョホールバル「高速輸送システム(RTS:Rapid Transit System)」は、現在シンガポール側の約半分の工事が完了し、マレーシア側も3分の1が完了しています。

両国の運輸大臣は「高速輸送システム(RTS)」サービスが計画通り2026年末に開通すると述べました。

シンガポールのイスワラン運輸大臣とマレーシアの陆兆福運輸大臣は午後、ジョホールバルにある「高速輸送システム(RTS)」建設現場に到着し工事の状況を視察しました。

シンガポール<br>イスワラン<br>運輸大臣
シンガポール
イスワラン
運輸大臣

双方の進捗状況からみると「高速輸送システム(RTS)」サービスは予定通り2026年末に稼働する見込みです。
次の目標は両国の海を渡る高架軌道の完成です。
シンガポールとマレーシアの首脳は来年初めの記念行事に出席する予定です。

マレーシア<br>陸昭福<br>運輸大臣
マレーシア
陸昭福
運輸大臣

まだ少し時間が必要ですが運賃の問題は必ず議論します。
重要なのは両国の人々を便利にすることです。
両国の人々が充実した公共交通機関を享受できるように手頃な価格を設定する必要があります。

全長4キロの「高速輸送システム(RTS)」サービスが開始されると、ウッドランズとジョホールバル間の移動時間はわずか約5分になります。

1時間に1万人もの乗客を運ぶことができ、接続が大幅に改善され、出入国管理の混雑が緩和される見込みです。

要約

  • シンガポールとマレーシア間の高速輸送システム(RTS)が2026年末に開通予定
  • シンガポール側の約半分、マレーシア側も3分の1が完成している
  • 完成すればウッドランズ・ジョホールバル間が約5分、渋滞や混雑の解消が期待できる
  • 「運賃」はまだ決まっていない

調べてみた

「高速輸送システム(RTS)」の中国語名

【日本語】(シンガポール・ジョホールバル)高速輸送システム
【英語】Singapore-Johor Bahru Rapid Transit System
【中国語】新柔地铁系统
Xīn róu dìtiě xìtǒng

RTSとは?

ウィキペデイアによると…https://en.wikipedia.org/wiki/Johor_Bahru%E2%80%93Singapore_Rapid_Transit_System

RTSとは、ジョホール海峡をはさんだ「マレーシアのジョホールバル」と「シンガポールのウッドランズ」を結ぶ鉄道

  • マレーシア側は2020年11月22日に、シンガポール側は2021年1月22日に着工
  • マレーシア側の終点はブキット・チャガー駅、シンガポール側の終点はウッドランズ・ノース駅
  • シンガポールのSMRTコーポレーションとマレーシアのプラサラナ社の共同運営会社が運営予定
  • RTSはKTM(マレー鉄道)インターシティの「シャトル・テブラウ」に次ぐ両国間の2番目の鉄道になる

RTS建設に関わる日本企業

日本の「五洋建設」もRTS建設のプロジェクトの一部(シンガポール側の駅舎、トンネル、税関・出入国管理・検疫所棟の建設工事に参加しているそうです。

五洋建設の公式サイトのRTS関連受注の記事:
https://www.penta-ocean.co.jp/news/2020/201130.html

五洋建設はどんな会社かというと…

  • 1896年(明治29年)水野組として広島県呉市に創設。明治期から海軍工事を中心に各地で港湾土木工事を手がける
  • 1957年(昭和32年)インド・ゴア港の調査工事に参加し海外進出を開始
  • 1965年(昭和40年)にシンガポール出張所開設してからシンガポールで多くの工事を手掛ける
  • 1970年代からエジプト、シンガポール、イラク、カタールなどでも工事を手掛け、スエズ運河増深拡幅工事(プロジェクトXで見ました)にも参加

五洋建設公式サイト:https://www.penta-ocean.co.jp/company/history/index.html

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出典・引用・参考・ほか

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