大巴窑(トアパヨ)という地名は、シンガポールのニュースでよく聞きます。
今回は「トアパヨ東」の夜間野菜卸売市場が閉鎖されるというニュースです。
「築地市場」や「大田市場」をイメージしていましたが、映像からは夜になると路上で開かれる青空市場というか野菜の屋台のようです。
ちなみに「批发 pīfā」は卸売り、「零售 língshòu」は小売りの意味です。
今日の動画
内容
トアパヨ東夜間野菜卸売市場は8月末で閉鎖となります。
一部の店舗は営業を継続するために卸売センターやウェットマーケット(生鮮市場)に移転する予定です。
しかし家賃の上昇に対処するために野菜の価格は30%上昇すると推定されており、市場の閉鎖後に廃業を決めた業者もいます。
トアパヨ工業団地の近くにあるこの野菜卸売市場は50年以上営業しています。
ここではあらゆる種類の野菜が卸売価格で購入できます。
この地域では住宅プロジェクトの開発が予定されており、卸売市場は今年8月に閉鎖されます。
閉鎖の影響を受ける10店舗は「当局はパシル・パンジャン卸売センターや近くの市場など他の場所への移転を支援すると約束した」と述べています。
しかし店主の中には、新しい場所が常連客にとって遠すぎると考える人もいます。

往復で車で45~50分かかりますし、新しい買い物環境もあるので、常連客は(新しい場所まで)買い物に来ないと思います。
また近くのウェットマーケットに移転すると、経営コストの上昇は大きな問題となります。
店舗の賃貸料が2倍になる可能性があり、上昇分は価格に上乗せされ消費者に転嫁されることになります。

卸売りなら価格は安くなります。
ウェットマーケットの小売りでは安く販売することはできません。
1斤とか2斤とか量が少ない場合、どうすれば安く販売できますか?
安く売るには元手が足りないです。
卸売市場の閉鎖を受けて、高齢の業者の中には引退を検討している人もいます。
要約
- 50年以上の歴史があるトアパヨ東夜間野菜卸売市場が8月末で閉場になる
- 閉場の理由はこの付近の住宅開発プロジェクト
- 移転する店舗もあるが、高齢の業者には引退を考える人もいる
大巴窑(トアパヨ)
大巴窑(Toa Payoh)
Dàbā yáo
ウィキペデイアより
- トアパヨはシンガポール中北部に位置する住宅街
- 「トアパヨ」の語源は福建語で「大きな沼」で、古い中国名は「アン チャン サン」で埋葬の丘(墓地)の意味
- トアパヨはかつては広大な悪名高い不法占拠地区で「東洋のシカゴ」「シンガポールのシカゴ」とも呼ばれていた
- 政策で1962年より不法占拠者は順次移住
- 1964年初めに再開発が始まる、トアパヨ・ニュータウンはシンガポールで2番目に古いニュータウン

出典・引用・参考・ほか
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