【2023シンガポール大統領選挙】選挙日は9月1日、立候届出は8月22日

生活・ニュース

現シンガポール大統領ハリマ・ヤコブ氏の任期満了にともない、大統領選挙がおこなわれます。

ハリマ大統領が続投しないということで、すでに4人が立候補の意向を表明しています。

シンガポールでは行政の長は「首相」です。

シンガポールの「大統領」は儀礼的な存在ですが、国家元首です。

次のシンガポールの顔は誰になるでしょう?

今日の動画

8world(2023/08/11)总统选举将在9月1日举行 8月22日为提名日

内容

リー・シェンロン首相は選挙令状を発布し、2023年大統領選挙の立候届出日を8月22日に設定すると発表しました。複数が立候補した場合は、9月1日が投票日となります。

選挙局の発表によると、8月22日の立候補の届出場所はキングジョージ通りにある人民協会本部で、選挙官は住宅開発局(HDB)局長の陈明锐氏です。

立候補者の資格証明書と民族宣言の申請は来週木曜日に締め切られ、政治献金証明書の申請期限は来週金曜日です。

届出当日、立候補予定者は、立候補用紙、候補者資格証明書、民族宣言、政治献金証明書を持参して人民協会本部で手続きを行う必要があります。

立候補者はこれらの書類を午前11時から正午12時までに、推薦人、同意人および少なくとも4人の支持者とともに、これらの文書を選挙官に直接提出する必要があります。立候補者が支払う保証金(供託金)は4万5000ドルであり、前回の大統領選挙の4万3500ドルよりも低くなっています。

これまでのところ、立候補を表明しているのは、ターマン・シャンムガラトナム元国家顧問、政府系投資ファンド(GIC)の元主席投資長の黄国松氏、実業家の吴振华氏、および2011年の大統領選に立候補した元NTUCインカム会長の陈钦亮氏です。

複数の候補者が無事に指名された場合、9月1日に投票を行い次期大統領を選出します。法律で投票日は公定の祝日となります。

要約

2023年シンガポール大統領選挙は、立候届出日が8月22日、投票日が9月1日

現時点で以下四名が立候補を表明
・ターマン・シャンムガラトナム(元国家顧問)
・黄国松(政府系投資ファンドGICの元主席投資長)
・吴振华(実業家)
・陈钦亮(元NTUCインカム会長)

シンガポールの選挙用語について調べた

提名日、投票日、选举局、选举官
tímíng rì, tóupiào rì, xuǎnjǔ jú, xuǎnjǔ guān
推薦日(届出日)、投票日、選挙局(選挙管理委員会)、選挙(選管委員長)

候选人、提名人,附议人、赞成者
hòuxuǎn rén, tímíng rén, fùyì rén, zànchéng zhě
候補者、推薦人、同意人、支持者
★附议人には第二推薦人という意味があるようです

提名表格,候选人合格证书,族群声明、政治捐款证书、按柜金
tímíng biǎogé, hòuxuǎn rén hégé zhèngshū, zúqún shēngmíng, zhèngzhì juānkuǎn zhèngshū, àn guì jīn
推薦用紙(立候補用紙)、候補者資格証明書、民族宣言、政治献金証明書、保証金(供託金)

大統領選挙になぜ「民族宣言」が必要?

大統領に民族の偏りをなくすための法律があるから

2016年11月、大統領選挙制度の憲法改正が行われ、マレー系、中国系、インド系の民族集団の中で直近の5期にわたり大統領を出していない民族集団があった場合はその民族集団に属する者しか立候補できないことになったため、2017年の選挙での候補者はマレー系に限定されていた。

ウィキペディア

第6代大統領: S・R・ナザン(インド系)
第7代大統領:トニー・タン・ケン・ヤム(中国系)
第8代大統領(現在):ハリマ・ヤコブ(マレー系)

なので今回はどの民族も立候補可能です。

出典・引用・参考・ほか

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