「準備金」は、英語で Reserves なので「埋蔵金」と訳せます。徳川埋蔵金みたいだと思っていましたが、動画を見てたら本当に金塊が並んでいます!
「金本位制」は今は昔ですが、「有事の金」は健在のようです。(もちろん国家準備金は金塊だけではありません)
大統領選挙を前に話題に上った「国家準備金」について、リー・シェンロン首相がインタビューに答えています。
本日の動画
内容
リー首相は「我が国はほとんどの事態をカバーするに足る十分な準備金を持っているが、国の支出が収入を上回る場合、国家準備金が常に潤沢であると考えるのは最大の間違いだろう」と述べました。
以前、亚洲新闻台(CNA:シンガポールの英語TVチャンネル)の記者が許可を得て、シンガポールの一部の備蓄が保管されている金庫を訪れました。
金庫の中は、20本の金塊を収納できるトレイでいっぱいになっており、各金塊の価値は約80万SGD(シンガポールドル)に近いものでした。これは1968年に初めて金を購入して以来、我が国が蓄積してきたものの一部です。
CNAの独占インタビューで、リー首相は、金以外にも他の資産で国家準備金が構成されているため、具体的な規模は明かせないと述べました。
首相は、純投資収益の貢献によって、国家準備金が政府の年間予算を賄うのに十分であると述べました。これは国内総生産(GDP)の3.5%に相当しますが、首相は「国家準備金が十分にある」というのもまた国民の誤解であると指摘しました。

いくら(国家準備金が)あれば十分ですか?
十分すぎるなら、使ってもいいでしょう。
しかし不足しているなら、私たちは十分な金額に到達することを望むでしょう。
どのくらい(の準備金が)あれば十分なのか、私にはわかりません。
世界金融危機前、私たちは何も必要としないと思っていました。
しかし危機が訪れると40~50億SGDが必要であることがわかりました。
我が国は2009年に初めて国家準備金を使い、49億SGDを経済支援に充てて世界金融危機を乗り越えました。
2回目は、新型コロナの流行中に、我が国が早急にワクチンを入手できるように国家準備金を使いました。その時の費用は約10億~20億SGDでした。

私たちに備蓄がなければ「(ワクチンを)注文したい、できるだけ早く欲しい、必要なら3倍注文します!」というような強力な措置を取る心構えはなかったと思います。
リー首相は、政府が借金をせずに国民の雇用を維持できるように国家準備金を活用するのは正しい行動だと述べました。
要約
・シンガポールは十分な準備金を持っているが、国の支出が収入を上回る場合、国家準備金が常に潤沢であると考えるのは最大の間違いである
・世界金融危機前は、国家準備金の必要性を感じていなかったが、世界金融危機を乗り越えるために49億SGDが必要になった
・コロナ禍でワクチンを入手するために約10億~20億SGDが必要になった
・備蓄があるからこそ、本当に必要な時に強力な措置を取ることができる
シンガポールの国家準備金
国家储备金/Reserves of the Government of Singapore
国家準備金は、シンガポール政府およびその他の団体の総資産から負債を差し引いたもの
詳しくは以前のブログをどうぞ!
出典・引用・参考・ほか
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