シンガポールの大統領選挙は9月1日で、立候補日は8月22日です。
ただし、正式な立候補者になるには、選挙局に書類を提出するだけでなく、選挙委員会によって「立候補する資格があるか」審議される必要があるそうです。
今回、書類を提出したのは（非公表も含め）6名だったようですが、審査を通過したのは3人でした。
本日の動画：大統領候補の資格審査通過3名
内容
次の大統領選挙で、3人の候補者が資格を持っているとされました。
選挙委員会は、ターマン・シャンムガラトナム氏、黄国松氏、陳欽亮氏に候補者資格証明書を発行したことを発表しました。
選挙局は午前中に選挙委員会の決定を公表しました。
資格を持つ候補者には、元国家顧問のターマン・シャンムガラトナム氏、政府系投資ファンド（GIC）最高投資責任者である黄国松氏、そして元NTUCインカム会長の陳欽亮氏が含まれ、3人はすでに通知を受けています。
一方、以前から出馬意向を示していた実業家の呉振華氏は、候補者資格証明書を受け取ることはありませんでした。
選挙局によれば、大統領候補の資格証明書の申請を6件受け付けており、資格を得られなかった申請者には既に当局から通知が行っており、その結果と委員会の決定理由についても説明されているとしてます。
来週火曜日が立候補日であり、選挙に立候補しようとする者は、候補者資格証明書等を持って当日立候補手続きを行わなければなりません。
選挙局はまた、立候補者は民族委員会に民族宣言を提出する必要があると指摘し、16通の民族宣言のうち10通が民族委員会によって拒否されたと述べています。
要約
・6人の立候補意向があり、3人に候補者資格があると判断された
・有資格者はターマン・シャンムガラトナム氏、黄国松氏、陳欽亮氏
・資格がないと判断されたのは呉振華氏を含む３人
・来週火曜日が立候補日で、当日手続きが必要
・16通の民族宣言のうち10通が民族委員会によって拒否されている（ので立候補日までに解決が必要という意味？）
本日の動画：大統領候補の資格がないとされた理由
内容
大統領選挙委員会は、呉振華氏の大統領候補の資格証明書を審査する際に、憲法第19条4b項に基づいて行ったと述べています。委員会は本人に理由を説明する書簡も送りました。
同氏は、委員会がそのような措置をとっていないかのような示唆をしましたが、委員会はこれを厳しく否定しました。
委員会は、国民の疑問に応えるため、呉振華氏に宛てた書簡を公表しました。
この書簡では、憲法の条文に触れ、大統領候補者は大規模企業の経営経験が必要であり、いくつかの小規模企業を経営した経験や能力はこの条件に合致しないと述べています。
呉振華氏が提出した5つの会社は同じ持株会社に属していないため、委員会は同氏の申請を検討した結果、これらの5社を単一の民間企業とみなすことはできないと述べています。
要約
大統領選挙委員会の見解：
・国民の疑問に応えるため、委員会は呉振華氏への書簡の内容を公表
・憲法は大統領候補者に大企業の経営経験を求めている
・呉振華氏が提出した5社を単一の民間企業とはみなせないと判断
出典・引用・参考・ほか
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